2011.02.18
【読書メモ】柳井正さん大前研一さんの『この国を出よ』
カテゴリー:読書感想文
政治嫌いの柳井氏が始めて政治について語った本。それほどまでに日本は危機的な状況にある。正直、この手の本はあまり読んでこなかったので、とても勉強になりました。
■気になった箇所
日本人の内向き思考
ジャパンパッシング→ナッシング→クラッシング
「日本人はまだ強い」と思い込む日本人の危うさ
コーポレートメモリー(失敗の蓄積)がない
「稼ぐ」=人の役に立つモノやサービスを作って、その代わりにお金をいただき、そして納税をするという社会貢献をすること
「何を売りたいか」ではなく「顧客は何を求めているか」
安定を求め過ぎて、結果的に不安定に
ビジョナリーリーダーの育成が急務である
前半はかなり悲観的な内容になっています。確かにその通りだと感じるところも多くありました。特にFPとして、世界の金融事情をもっと勉強しなくてはならないと痛感しました。
後半は日本の経営改革案が具体的に提示されており、このような思い切った政策を行える人に投票しなくてはならないと改めて思いました。あと、英語も勉強しないといけませんね(汗)