Staff interview 02

山下恵　営業・入社3年目/宇部市出身

この仕事に興味を持ったキッカケは何でしたか？

もともと私、営業職に向いてるんですよね。高専の物質工学科で理科が得意だったんですけど、いざ高専に入ってみると自分より出来る人はたくさんいるワケですよ。だから、次第に勉強に興味をなくしていき（笑）。就職する時期になってくると、就職先として挙がってくるのが、あんまり好きじゃない科学系の就職先ばっかりで。試験管をずっと見ているような仕事なんですよ。それがどうしても自分に向いていなかったので自力でサービス業の仕事を探して、冠婚葬祭業に就職したんですよね。

その後、東京に働きに出て色んな仕事を経験しました。でも結局、地元に戻って来て結婚、知り合いのホテルで働き始めてみると、やっぱり接客業が楽しくて。人手不足で、フロントやったり、サービスやったり、事務、キッチンまでやって。最終的に、お客様からのクレーム対応をやってたので凄く打たれ強くなっちゃって（笑）。もうホント、理不尽なクレームばっかりなんですよね。だから、それを考えたら、この時ほど辛いことなんてないなって。

それで、ちょうど仕事を辞めるタイミングで社長に声をかけてもらったのがキッカケですかね。

他にもたくさん仕事がある中で、どうして保険の仕事を選んだのですか？

最初は事務職として採用なんて話もあったんですけど、事務は苦手で。ずっと机に座っているのが駄目なんですよ。どうせやるなら営業かなって。外に出て自由にやりたいので。それに固定給が嫌で、やっただけ自分の給料に反映されるのが一番魅力的じゃないですか。もともと私自身が社長のお客だったので、保険の仕事がどんなものかは知っていました。実は、保険アドバイザーって、保険の補償内容はもちろんのこと、金融・税務・法律など幅広い知識がないと信頼されない職業なんですね。私もこれだけの知識を持って、人から信頼される仕事がしたいと思ったのでこの職業を選びました。

不安はありませんでしたか？

ありましたよー。営業職なので、それなりの成績が求められるのでは？とか、いまさら勉強なんて出来るのか？って思っていまいた。

それから、保険の営業の仕事を始めたら、周りの人に嫌われるかもなっていう心配もありました。「ママ友」たちからも冗談で「絶対に入らないからね！」って言われたり（笑）。

でも本当は、みんな聞きたいんですよ、保険の話をきちんと。一部の人のせいで「話を聞いたら加入させられる」って悪いイメージが付いてるんでしょうね。

それでも、じわじわ聞いてくる。「こんな保険に入っちょるんやけど、どうなんかな？」みたいに遠巻きに探ってくる（笑）。　

そこで、きちんと丁寧に教えてあげたら「そうやったんや、ありがとう～。」っていう風に、ちゃんとしてれば信頼関係が築ける仕事なんですね。

私自身もそんな悪いイメージを持っていたので、実際に働いてみると、そんなことないんだなって分かりました。

仕事ではどんなことをされてますか？

私は法人営業をしてるんですよ。会社経営者の方に会ってお話したり。本当は社長が回った方がいいのかもしれないんですけど、いま会社の人手が足りていなくて（笑）。私はまだ新人で他の皆さんほど顧客数が多いわけではないのでまだ時間が作れる方なんですね。

法人営業に関して言うと、一般のお客様を相手にするのとは違う知識が必要になるので大変です。リスクマネジメントを中心に経営者の方のニーズを喚起してから情報を提供するのが私の仕事。営業に充てる時間を「10」としたら「５」はこの「ニーズ喚起」になると思います。それから、分かりやすい資料を作成したり、現在のお客様の補償内容を把握したりという業務に「３」くらいでしょうか？　実際に、経営者の方にプランをプレゼンする時間が「２」の割合。あとは営業で使う「紙芝居」なんかも作るんですよ。人って文字を読むのが好きじゃないから、紙芝居で分かりやすく「こんなことが起こったら不安じゃないですか？」みたいな。紙芝居だったら笑いも取れるんですよ（笑）。

一般的に、保険の営業をしている人って、自分の「成約率」から逆算して、何人に会ったら、そのうち何人は契約になる、みたいに考えると思うんですけど、私は違うんですよね。「この人を落としたい！」って最初に決めるんです。一本釣りですね。だから、その人に合った資料を作るみたいな感覚。だから、成約率は高いと思いますよ。